ワンコ紹介その6:アル
アイリッシュウルフハウンドのオフ会での写真。

アイリッシュセターのブンカツを我が家に迎え入れる為に色々と調べた結果、アイルランド原産のワンコ全般に興味を持つようになりました。

セターよりがっしりとしているアイリッシュレッドアンドホワイトセター、赤い悪魔や青い悪魔の異名を持つアイリッシュテリアやケリーブルーテリア、スパニエルの中ではかなり変わった見た目のアイリッシュウォータースパニエル等など、アイルランドは特徴的なワンコが盛り沢山で引き込まれるように本を見ていたのを覚えています。

近所へ散歩。

その中でもひときわ大きく、何とも言えない風貌のワンコがいたのです。

それがアイリッシュウルフハウンド。

グレートデンと体高世界一を競う大きさで、オオカミから子どもを守った逸話がある優しい性格を持つそんなワンコ。

でもその逸話は作り話だったようです(´;ω;`) ザンネン

当時は大きければ大きいほど良いと妄信する大型犬好きだった事もあり、何とも言えない風貌とその大きさに虜になるのに時間はかかりませんでした。

ワンコの老後も考えると自分の体力がある間に家族に迎え入れたい!!

無謀にもそんな思いが募り数年。。 

当時はまだネット環境が整っていない時代、今では休刊した愛犬の友を毎月見ながらネットで探せる少しの情報を元にブリーダーを見つけ電話して伺うことに。

数日後出向いたブリーダーさんは物凄い豪邸。 庭や犬舎に多くのウルフがおり、犬舎から立ち上がると目線が人間より高い!

もうなんというか圧倒されっぱなし。

何頭かいるパピーを紹介して貰った後、飼い主としての適正があるかの面談となりました。

そこで10時間以上(!!)話をし一度帰宅。

後日電話があり譲っても良いと言う事になり、さらに数日後まだ4ヶ月で10kg台だったアルちゃん(メスっ子)が我が家に来ました。

家族になってすぐの写真なので生後4・5ヶ月のパピー。すでにオスのアイリッシュセターより大きい。

とても人見知りさんだったので、迎え入れた当初は部屋の隅で動かず。

その後先輩ワンコのブンカツを最初は頼っていたのですが、小心者ブンカツが勝手に(パピーなのに大きい)アルにビクビクした態度を取っていたらそれが嫌だったようで、やがてアルに嫌われるようになりました(´;ω;`)(´;ω;`)

息子は小さい時はアルにへばり付いていました。

そんな人見知りのアル。 最後まで家族以外には慣れることはありませんでしたが、とても家族好きでいつも誰かにピッタリと寄り添っていました。すぐ横に来てドスンと座りドタンと横になる。

横になる距離感がおかしいのか良く人が下敷きになり重さでウッと声が出るけど(^^)

アル3歳、息子1歳。たまにアルのおっぱいを吸っていた頃。
いつも寄り添うか寄り添われていました(笑)
IWHのオフ会。 物凄い数のウルフハウンドが圧巻。 
実際に走っている姿は愛らしいのですが、写真で見るとそこそこスタイリッシュ。

家の中ではご飯の時以外はいつもボケーッとしているだけなのですが、何とも言えない唯一無二の存在感がありました。 枕にされたり枕にしたり😂 長男が小さい時にはアルのおっぱいを吸っていた事も。 

セターのブンカツとはフリスビー、アジリティーとスポーツ系に良く参加していましたが、アルとはオフ会やイベントに良く参加させて貰ったので人との繋がりが増えました。 今も続く繋がりをアルが用意してくれたように思います(^^)

夏場の定位置、玄関前。

冬場はストーブの前が定位置。隣はトイマンチェスターテリアのリボちゃん。

虹の橋は急に訪れました。

足腰は弱って来ており立ち上がるのに少々苦労していましたが、自分で歩けるし食欲も旺盛な11歳。

IWHでは長寿だったでそこそこの覚悟はしていたのですが、おかしい仕草もないし血液検査も範囲内。 なので大きな不安要素は見られませんでした。 

そんな時いつものように玄関前の廊下で寝ていた時に突然の発作、心肺停止状態に。

心臓マッサージをしても反応せず、すぐに病院に連れて行きましたが間に合いません。

2015年11月19日の事です。

今までのワンコ達は数値が悪くなったり病気を発症していたので心の準備があったのですが、シニアとは言えわりと健康的な状態からの急な死に、こみ上げる思いを左程しか用意させて貰えない所がアルらしいと言うか。。。。。

約一年前に旅立ったブンカツの後を追うように、などまるでなくマイペースなままで虹のたもとに行ってしまったので感傷に浸るようなシニアの思い出が無い!と言うのがアルらしいな~、と書いていて思い出しました。

けど存在感がピカイチだったので、ふと廊下でアルを踏まないように気を使う時などに、居ないという現実に気付かされました。。。

多くはいないと思いますが、この記事でアイリッシュウルフハウンドに興味を持った方は大きさゆえの課題が多くある事を考えてから家族に迎え入れてください。

超大型に共通する事ですが、

・糞尿も超大型

・しつけはサイズが大きくなればなるほど大事

・介護は体力が必要

・10年生きる子は多くはない

等など小型犬とは色々異なります。

今でも利用させて貰っている近くのドッグラン。

ある程度の知識を持った今なら、ウルフハウンドを迎え入れる方の多くが海外のブリーダー経由なのも理解できます。 他の超大型犬も同じだと思いますが、良いブリーディングの努力が半端ない犬種なのかなと個人的には思います。

なので興味がお有りなら、IWHを迎え入れている方と知り合いになり知識を得てからでも遅くは無いので是非そんな方を探してください。

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